エントリーレベル産業用8ポート マネージドイーサネットスイッチEDS-408Aシリーズ

産業用8ポート搭載

250台までのネットワーク構成時に通信を高速復旧できる独自機能「Turbo Ring」対応

250台以下のネットワーク構成でリカバリタイム <20msを実現する独自技術「Turbo Chain」対応

ワイド温度範囲モデル

規格

エントリーレベル産業用8ポート マネージドイーサネットスイッチ

EDS-408Aシリーズは、産業用アプリケーション用として設計されたエントリーレベルの8ポートマネージドイーサネットスイッチで
す。Turbo Ring、Turbo Chain、リングカップリング、IGMPスヌーピング、IEEE 802.1Q VLAN、ポートベースVLAN、QoS、RMON、帯域幅管理、ポートミラーリング、メールまたはリレーによる警報などの様々な役立つ管理機能をサポートしています。すぐに使用できるTurbo Ringは、Webベースの管理インターフェース、あるいはEDS-408Aの上部パネルに配置されているDIPスイッチで、簡単にセットアップすることができます。

 

プラグ・アンド・プレイ ファースト・イーサネット・リダンダント・リング機能(< 20ms)

産業用自動化アプリケーションにおいて、リダンダンシ(冗長度)は、システムの信頼性を保つために常に重要な課題です。Moxa EtherDeviceリダンダントスイッチEDS-408Aに使われるリダンダント・ネットワーク・プロトコルである”Turbo Ring”(ターボリング)は、Moxaが独自に開発した技術です。Turbo Ringは、リダンダント・イーサネットネットワークの構築を簡単にします。その超高速リカバリ(回復)時間の実現により、ネットワークのセグメントが切断された場合でも、自動化システムは、世界最速の僅か20ms以内で正常に復旧することが可能となりました。

 

分散アプリケーション向け複数ターボリング

一部のシステムでは、システムに全てのデバイスを接続して大規模なリダンダントリングを構築すると不便な場合があります。これは、幾つかのデバイスがリモートサイトに分散されているからです。ターボリングの「リングカップリング」機能により、これらの分散されたデバイスを、他の小さなリダンダントリングとして分離できますが、その場合でも互いに通信することは可能です。

 

QoSトラフィック優先機能

QoS(Quality of Service)は重要なデータを矛盾なく予測してデリバリーするトラフィック優先機能をもっています。EDS-408Aシリーズはネットワーク全体にわたる矛盾のない分類を行うためにIEEE802.1p/qレイヤー2 QoSタグ、レイヤー3 TOSインフォメーションをチェックします。EDS-408AシリーズのQoS機能は産業用ネットワークのパフォーマンスとミッションクリティカルなアプリケーションを改善します。

 

レート制限は予想不能のネットワークステータスを予防します

 

オンラインモニタリングのポートミラーリング

大規模のネットワークは、しばしば期待したレベルの通信の実行が難しい場合があります。産業用通信のアプリケーションは、オフィス環境で使われるファイル転送スタイルよりも、コマンドレスポンス・スタイルが主に使われています。実際、コントロールエンジニアは最初に産業用イーサネットのセッティングを行う時にセカンドポートをデバイスとホスト間に係わるアクティビティのモニタリングを行うために使用します。EDS-408Aシリーズのミラーリングポート機能はシステムが期待された動作を保証するのに役立ちます。

 

RMONによる効果的なネットワークモニタリングおよび先回り機能

RMON(Remote Network Monitoring)は様々なネットワーク・エージェントおよびコンソール・システムがネットワーク・モニタリング・データの交換を可能にするインターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(IETF)標準モニタリング仕様です。RMONは包括的なネットワークエラー診断、計画およびパフォーマンス調整情報を提供します。これにより、より先回り的にネットワークの管理を行うことが可能になります。正しく設定を行うと、RMONは問題が起こる前に配信情報を探知します。このため、問題がユーザーへ影響する前に対応することができます。

 

イベントによる自動警報

ネットワークの末端に置かれた産業用イーサネットデバイスは、常に何らかの異常が起きていないかと、そのステータスを把握する必要があります。産業用スイッチは接続されているデバイスに異常があればシステムのメンテナンス担当者に対してリアルタイムに警報メッセージを出す必要があります。若し、コントロールエンジニアが長い時間にわたりコントロールから離れた間に異常が発生してもデバイスのステータスを直ちに知らせることができます。従来、ステータスを知るには定期的にポーリングをかけてバスのステータスを監視する方法を取っていましたが、あくまでもリアルタイムではなく効率がよくありませんでした。警報メッセージはイベントによりトリガーがかけられるべきです。この要求を満たすために産業用イーサネットスイッチは次の項目を必要とします。

 

Eメールによる警告

EDS-408Aシリーズは異常が検知されると、リアルタイム警報メッセージとしてシステム管理者にEメール警報メッセージを送出します。

 

スイッチイベント ポートイベント
コールドスタート ウォームスタート リンクON
パワーオン/オフ 認証エラー リンクOFF
トポロジー変更 設定変更 トラフィック過負荷

 

リレー出力による警報

EDS-408Aシリーズは、フィールドエンジニアに対して異なる重要度を示すために設定可能な2つのリレー出力が装備されています。その結果、エンジニアは最優先メッセージに対して迅速に応答し、適切な緊急メンテナンス手順を取ることができます。

 

自動IP割り当て

繰り返しIPアドレスを設定するのに必要な手間を省くため、EDS-408AシリーズにはDHCP/BootPサーバおよびRARPプロトコルを装備し、イーサネット使用可能なデバイスのIPアドレス設定を自動的に行います。

 

ブラウザーベースの簡単なコンフィギュレーション

EDS-408Aシリーズは、Webブラウザ、TelnetコンソールまたはMoxaが供給するWindowsユーティリティによりネットワークを介して簡単にコンフィギュレーションが可能です。また、Moxaバッチコンフィギュレーションを使用してコンフィギュレーション・パラメータの保存および複数のEDS-408A/405Aに対して同時にコピーをすることが可能です。