2022 .11.1

Axiomtek、画素認識AIの開発にデュアルGPUをサポートする産業用エッジAIシステムIPC972を発表

台湾の産業用コンピュータメーカーAxiomtekは、デュアルGPUをサポートする新しい産業用エッジAIシステムIPC972を発表しました。拡張性の高いエッジコンピュータは、Intel® W480Eチップセット搭載のIntel® Xeon®や第10世代Intel® Core™ i7/i5/i3プロセッサ (開発コード名:Comet Lake S) に対応しています。IPC972はNVIDIA® GeForce RTX 3090 GPUカード2枚に対応可能なため、画像処理、リアルタイム制御、データ分析、ディープラーニング、AOI、データ収集、その他の自動タスクを円滑に行うことができます。

 

 

IPC972はIPC970シリーズの設計を継承し、I/Oモジュールスロットと4つのPCIeスロットにより、柔軟な拡張オプションを提供します。さらに、5Gワイヤレス接続対応のM.2スロット (Key B3042/3050)、Wi-Fi/Bluetoothモジュール対応のM.2スロット (Key E2234)、Wi-Fi/Bluetooth/LTEモジュール対応のSIMスロット搭載のフルサイズPCIeミニカードスロットをそれぞれ1つ搭載しています。コンパクトで全面に配置されたI/O設計のIPC972では、迅速な設定が可能で、アクセスと展開簡単にできるという利点が得られます。IPC972はミッションクリティカルな環境で安定して操作するために、動作温度範囲は-10℃から+60℃と幅広く、電源入力は24V DC (uMin=19V/uMax=30V) で、パワーオンディレイ機能、過電圧保護、過電流保護、逆電圧保護機能を搭載しています。

 

「IPC972は、デュアルNVIDIA® GeForce RTX 3090 GPUカードに対応し、エッジで成長するAIアプリケーションのための素晴らしいグラフィックパフォーマンスを加速させるよう設計されています。単一のモジュールI/Oスロットは、AX93511、AX93512、AX93516、AX93519といったさまざまなI/Oモジュールを統合することで柔軟に拡張できるため、IPC972をマルチアプリケーションの要求に最適かつスケーラブルなものにできます」と、AIoT製品PM部門のプロダクトマネージャーであるアイビー・リー氏は話しています。

 

IPC972は、DDR4-2933 ECC/non-ECC U-DIMMソケットが4つ備わっており、最大128GBのシステムメモリが搭載可能です。このエッジAIコンピュータには、交換可能な2.5インチSSD/HDD 2基、オプションでIntel® RAID 0.1対応の内臓2.5インチSSD/HDD、NVMe SDD用M.2ソケット (Key M2280) × 1が搭載されています。さらに、インテリジェントコンピューティングシステムは、2.5GbE LANポート × 1、GbE LANポート×1、USB 3.2ポート × 8、内臓USB 2.0ポート × 1、VGA × 1、HDMI × 1、4ピン端子盤×1、オーディオ (ラインアウト) × 1、AT/ATX選択可能スイッチ×1を含め、豊富なI/Oオプションに対応しています。また、壁への取り付けも可能なため、簡単に設置していただけます。加えて、システムはLinuxやWindows® 10で動作し、データやネットワークのセキュリティを強化するTPM 2.0に対応しています。

 

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