2022 .10.12

「国際物流総合展2022」レポート~Moxa、VIVOTEK、ARBOR、台湾から優れた製品が揃い踏み! 

9月13日から16日までの4日間、東京ビッグサイトで物流システムの祭典「国際物流総合展2022」が開催されました。弊社ケーメックスONEも本展示会に出展しましたので、その内容についてレポートいたします【★写真1】。

 

【★写真1】「国際物流総合展2022」のリアル会場。来場者も多く、大盛況だった。

 

本展示会はコロナ禍のため、バーチャルとリアルのハイブリッド形式で開催されました。とはいえ、リアル会場には実物のデモを見たいという多くの来場者が駆けつけ、かなり活況を呈していました。弊社は第7ホールにブースを構えたほか、Moxaプロダクトマネージャーの金城がセミナーも実施しました(この模様は別途記事にしますのでお楽しみに!)

 

4.9GHz帯を採用したケーメックスONE仕様の独自無線LANソリューション!

今回は、主な展示内容として、ケーメックスONEが提案する独自の無線LANソリューションや、多彩なAI機能を搭載したネットワークカメラ、堅牢な産業用PC(IPC)という3つを軸に製品をご紹介しました【★写真2】。

 

【★写真2】ケーメックスONEのブース。今回は3つの目玉製品を展示。簡易プレゼンブースで製品の説明も行った。

 

まず1つ目の注目製品ですが、Moxaの屋外向け産業用無線アクセスポイント(AP)とクライアント「AWK-4131A(KS4900)」です【★写真3】。

 

【★写真3】4.9GHz帯を採用した無線アクセスポイント(AP)/クライアント「AWK-4131A(KS4900)」。ケーメックスONEでしか手に入らない製品だ。

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、「KS」という型式が付与された製品は、弊社がMoxaと共に機能を付加したケーメックスONE独自仕様の製品です。2.4/5GHz帯で使われるAPやクライアント製品が多い中で、このAWK-4131A(KS4900)では4.9GHz帯を採用しています。そのため空きチャンネルがなかったり、電波干渉を回避したい場合に有効です。混線や通信の遅延が起こりにくく、安心して利用できる仕様になっています。

またAWK-4131A(KS4900)は、DFS(Dynamic Frequency Selection)の影響がないことも特徴の1つです。無線LANで利用する際の5GHz帯の特定チャンネルは、気象レーダーなどが利用することがあります。もしレーダー波を検知した場合には、法律で他チャンネルへの変更が義務付けられています。4.9GHz帯ならば、DFS機能を使って周波数の変更を行う必要がありません。

ブースでは実際に4.9GHz帯で映像を流すデモを実施していました。通常の2.4/5GHz帯で映像を流そうとすると、どうしても映像が途切れ途切れになったり、止まったりします。しかし4.9GHz帯の場合は、映像がスムーズに流れていることが分かるでしょう【★動画1】。

 

【★動画1】

 

この4.9GHz帯の無線LANは、屋外の港湾クレーンでコンテナを無人搬送する際の通信や、自動倉庫内でAGVを利用して荷物を無人搬送する際の通信などに活用されています。

AWK-4131A(KS4900)は、すでに弊社で技適を取っていますので、スムーズに導入が可能です。また以前から用意されている「AWK-3131A(KS)」/「AWK-1137C(KS)」も技適を取得する予定です【★写真4】。こちらは最大60台までのクライアント制御が可能です。

 

【★写真4】最大60台までのクライアント制御が可能な「AWK-3131A(KS)」/「AWK-1137C(KS)」も技適を取る予定。

 

※4.9GHz帯を利用する際には、電波法の関係で総務省に利用申請と開設許可の手続きが必要です。また、AP当たりの年間利用料金がかかりますのでご留意ください。

 

AI機能を実装して、高度な映像解析を可能にするネットワークカメラ

2つ目の目玉は、台湾の監視ソリューションプロバイダー、VIVOTEKのネットワークカメラです【★写真5】。VIVOTEKはIP監視用ソリューションのリーディングカンパニーとして実績を持ち、鉄道/車両/交通/防犯など、さまざまなシーンで利用されています。

 

【★写真5】VIVOTEKのボックス型ネットワークカメラ。このほかにも180°パノラマカメラや360°魚眼カメラなどの製品も揃えている。

 

このネットワークカメラの特徴は、AIで高度な映像解析を可能にする「VIVOTEK Smart VCA」が用意されていること。専用の統合管理ソフトウェア「VAST2」によって、必要に応じて様々な映像検出機能をカメラに実装できます。Smart VCAには、人のシルエットのデータベースと、事前学習によるAIモデルがあり、監視エリア内にいる人物をシーンごとに瞬時に認識します【★写真6】。

 

【★写真6】32台まで無料で管理できる専用ソフトウェア「VAST2」から、「VIVOTEK Smart VCA」の多様な映像検出機能をカメラに実装できる。

 

具体的な機能としては、指定エリアの侵入検知、仮想のライン跨ぎ検知、顔トラッキング検知、設定時間以上に留まる徘徊の検知、高速移動する逃走の検知、事前定義された物体の持ち去り検知、所有者のいない物体の置き去り検知、特定エリア内の群衆の混雑検知など、さまざまなシーンに対応します。

 

手袋をはめたまま操作が可能な物理ボタンキーを搭載したIPCも!

3つ目の目玉は、物流事業の効率化を図るための産業用タブレットPC(IPC)です。今回は10.4インチの「G1052C」や10.1インチの「G1017M」など台湾の有名IPCメーカーARBORの製品を展示しました【★写真7】。

 

【★写真7】ARBOR社の産業用PC。写真左が10.1インチの「G1017M」、写真右が10.4インチの「G1052C」。いずれも物理キーを標準搭載。

 

G1052Cは、静電容量式タッチパネルを搭載した省エネ設計のタブレットPCです【★写真8】。プロセッサにはBaytrail Celeron N2930、OSにはWindows 10 IoTを採用し、無線機能はBluetoothのほか、WLAN/WWANに対応。モバイルPOSや倉庫管理に適した耐環境性を備えており、MIL-STD-810G、IP54、4フィート(約1.2m)からの耐落下性も具備しています。

 

【★写真8】物理キーのアップ。ちなみにG1052CはMIL(軍事)規格に準拠しており、落下による耐衝撃性にも優れる。四隅に保護パッドも付いている。

 

また、機械式の物理テンキーとファンクションの23キーのほか、バーコードスキャナ、RFID & NFCリーダを搭載するほか、ホットスワップ対応で、内臓バッテリと外付けバッテリで冗長構成を組めます。このほかパネルをイソプロピル・アルコールで洗浄することも可能です。

G1017Mは、最新のIntel Elkhart Lake Pentium N6415プロセッサを搭載、WiFi6に対応し、こちらもモバイルPOSや倉庫管理に適した耐環境性を備えています。特徴はG1052Cと同様に、機械式のテンキーとファンクションの23キーを備えていること。手袋でもの利用も可能。RFID & NFCリーダを搭載するほか、オプションでLANポート(RJ-45)、および指紋認証のセキュリティ保護機能もチョイスできます。

 

本展示会でご紹介した製品の詳しいご紹介は常時行っております。ぜひ弊社の営業担当までご一報ください。

 

コラムで紹介されている製品はこちら

Moxa-屋外向け IEEE 802.11 b/g/n/j ワイヤレスAP/ブリッジ/クライアント AWK-4131A(KS4900)シリーズ Moxa-IEEE 802.11a/b/g/n ワイヤレスAP/ブリッジ/クライアント AWK-3131A(KS)シリーズ Moxa-IEEE802.11a/b/g/n 無線クライアント AWK-1137C(KS)シリーズ

VIVOTEK-AIによる高度な映像分析機能 Smart VCA

 

VIVOTEK-IPビデオ管理ソフトウェア VAST2

 

 ARBOR-Intel® Celeron® N2930プロセッサ搭載 10.4インチ高耐久性タブレットPC Gladius G1052C