2023 .3.28

GIGABYTE™から生まれた産業用PCメーカー、GIGAIPCについて大紹介!

自作PCユーザーやゲームユーザーならば「AORUS」のブランドでおなじみ、台湾 GIGABYTE™ 。実は、同社には関連会社として産業用PC(Industrial PC、以下IPC)の専業メーカー GIGAIPCがあります。ケーメックスONEでは現在、このGIGABYTEグループを背景に持つ強固な生産体制と充実したサポートを強みとするGIGAIPCの製品をお客様にご紹介しています。今回は、同社のセールスのBobby氏と、マーケティングディレクターLinda氏に同社について詳しくお話をうかがいました【★写真1】。

 

【★写真1】GIGAIPCの日本セールスチーム。

 

IPC専業メーカーとして、顧客ニーズに応える万全な製造体制を確立

GIGAIPCは、冒頭のようにGIGABYTEのPC部門から2018年に独立した産業用PCの専業メーカーです。組込み機器、産業用ロボット、医療機器、デジタルサイネージなどの幅広い分野において、主にIntelⓇのプロセッサを搭載したIPCを提供しています。同社の近年の成長は目覚ましく、昨年の売上は約40億円、今年はさらなる増大を目指しています【★写真2】。

 

 

【★写真2】GIGABYTE台湾工場。GIGAIPCの製品はここで作られています。

 

 

Bobby氏は同社の強みについて「現在、全社員は約70名ですが、セールスセンターとプロダクトセンター(開発部隊)が独立して動いています。そのため、ODM/OEMの開発について、迅速で柔軟な体制で対応できています。また製造に関して、GIGABYTEグループのスケールメリットを活かし、部品を安く納入して製造できる点も我々の強みと言えるでしょう」と紹介。

 

同社の主な製造拠点は中国と台湾にあり、R&Dセンターはタイ、日本、オーストラリア、韓国など全世界に設置されています。

 

Linda氏は「台湾工場では、約1,200名のGIGABYTEグループのベテラン社員がマザーボードやグラフィックカードのほか、産業用ボックスPCなどの製造に従事しています。工場には最先端のSMD(表面実装)ラインやDIPライン、テストライン、パッキングといったシステムも充実しています。また工場はISO 9001やISO 14001などの認証も受けています」と同社の製造体制についてアピールしてくれました【★写真3】。

 

【★写真3】台湾工場の製造ラインとシステム。このほか中国にも工場があるという。

 

特筆すべき点は、同社の工場に生産管理工程でリアルタイムのトレーサビリティシステム「Shop Floor Integration System」が採用されている点です。これにより「いつ」「どの製品に」「どんな電子部品」が使われたのか、すべての情報をBOM(Bill Of Materials)で管理し、なにか問題があれば追跡できるのです【★写真4】。

 

 

【★写真4】Shop Floor Integration Systemにより、部品や製品のトレーサビリティも万全だ。

 

 

「ODM/OEMの開発プロセスでは、まず顧客の見積要求書に従って、コンセプト、プラン出しから、技術、設計、生産までの検証試験を実施してから量産へと進みます。製品管理もしっかりしています。量産化に進み、設計変更がない場合は、数年間の部品を買取り、ストックとして持っています」とBobby氏【★写真5】。

 

 

【★写真5】ODM/OEMの開発プロセス。コンセプトやプランから、量産までフルサポート。しっかりした検証試験を行うので安心だ。

 

 

このため、サプライチェーンの分断が起きたとしても、同社の場合は製品の供給をストップすることなく継続的に製造できるので安心です。

 

ケーメックスONE「STDシリーズ」としてリリースされた小型のBOX型PC

GIGAIPCの主力製品には、MicroATXなどの産業用マザーボードや、複数の産業用システムモジュールが用意されており、リテール、バンキング、ホスピタリティ、教育、FA、ゲーミングまで幅広い分野での利用が可能です。特に薄くて小型のBOX型PCは、同社が非常に得意とする製品で、大きな強みになっています【★写真6】。

 

 

【★写真6】GIGAIPCの主力製品のラインアップ。マザーボードはもちろん、数センチと小型のBOXPCは、同社が非常に得意とする製品だ。

 

 

さて、ここからはGIGAIPCの代表的な製品についてご紹介しましょう。

 

【STD-3】

現在、特にGIGAIPCが注力しているのは、コンパクトなBOX型PCの「QBiXシリーズ」です。その中でW118 x D109 x H44mmと非常に小さな筐体が魅力のモデルをケーメックスONE「STD-3」として即納体制で販売していきます。Intel Celeron J6412、SO-DIMM(最大32GB)を採用し、インターフェースとしてRS-232×1、HDMI×2、GbE×2、USB×4、拡張スロットのM.2を搭載しています【★写真7】。

【★写真7】ケーメックスONEの独自ブランド「STD-3」。スマホレベルの小ささが魅力だ。

 

小型コンピュータとして、エッジPCのデータ転送用や、デジタルサイネージ用の出力、AGV/AMR用などに適しています。オプションでWiFiモジュール(技適取得済)も取り付けられ、ケーメックスONEの手厚いサポートを受けられます。詳細はこちらよりデータシートをダウンロードしてご覧ください。

 

【STD-4】

もう1つは同じくIntel Celeron J6412を搭載した「STD-4」です。こちらはサイズがW178 x D125 x H57mmと、「STD-3」より一回りサイズが大きめですが、多くのインターフェースを搭載しています【★写真8】。

【★写真8】インターフェースが豊富な「STD-4」。

 

たとえば、RS-232×3(うち2つはRS-422/485にも対応)、HDMI×2、GbE×2、USB×6を備えるほか、メモリストレージとしてM.2拡張スロットに加え、2.5インチHDD/SDDが用意されています。SIMIスロット(MiniPCIe)もあり、ミニLTEモジュールを使えるメリットもあります。

 

また、「STD-4」は独自の仕様として、電源供給方式を端子台(コネクタ)またはACアダプタのいずれかから選択することができます。さらに、オプションとして最大2つのCOMポートをCANバス対応にすることも可能です。柔軟なI/O設計を必要とされる現場に最適なソリューションです。詳細はこちらよりデータシートをダウンロードしてご覧ください。

 

ほかにもGIGAIPCでは、IP67防水仕様のコンピュータ(QBiX WP Systems)や、デジタルサイネージに最適な暑さ27mmという極薄のPC(QBiX-Plus-EHLA6412-A1)など、バラエティに富んだカスタマイズ品も提供しています。

 

GIGAIPCは、GIGABYTEグループの調達力をフルに活用して、納期の柔軟な対応を可能にしたIPCサプライヤとして大きな強みを発揮しています。調達のスケジュール調整にお困りの場合はぜひご相談ください。

また、ケーメックスONEでは、GIGAIPCが提供するIPCの小ささを実感していただくべく、製品サンプルを積極的にご覧いただいています。ご興味のある方は弊社技術または営業までご連絡ください。また、4月に開催される展示会「Japan IT Week」にもGIGAIPCが出展する予定ですので、ぜひ足を運んで実物をご覧いただければ幸いです。

 

資料ダウンロード用

GIGAIPCの製品カタログをご用意しておりますので、こちらよりダウンロードしてご覧ください。※ダウンロードには会員登録 (無料)が必要です