2021 .12.17
AGV(無人搬送車)に最適な産業用PCはコンパクト性とAIがポイント
無人搬送車に求められる組込みデバイスの技術性能とは?
現在多くの企業が注力するAGV(無人搬送車)の開発において重要な組込みデバイスの要素は、センサが取り込んだデータを迅速に処理する能力、高い通信性能、制御に関連する拡張性の高いI/Oインターフェース、そして小型・省電力といったモビリティ性の4つと考えられています。また、従来は信号線やテープで駆動制御されているものが一般的でしたが、AIを用いたディープラーニングによる自律制御が可能となるAGVがますます主流となることでしょう。
ケーメックスONEではこのAGV(無人搬送車)テクノロジーの進歩に注目し、最適な組込みデバイスをご提案しています。
DRPC-230ULT5でAGVにAIを搭載
人工知能(AI)を搭載したAGV(無人搬送車)はディープラーニングを元に、人間のような作業をこなせるようになります。今後AGVにとってAIは必要不可欠になるでしょう。すでにAGVの中には、カメラとAIを組み合わせ、画像認識機能を持つものが存在します。そのような機能により、作業エリアに侵入する前にAGV自身の挙動を適切に順応することができます。たとえば、フォークリフトでの荷物の移動時や、休憩時間などで作業員が大勢いる場合、混雑している箇所を避けて作業出来るようになります。
IEI DRPC-230-ULT5は最高70℃の動作環境や、CPUが基本周波数を超えて動作するような場合でも、一定したパフォーマンスを発揮します。拡張レイヤを備えたこのモデルは、豊富なI/OとIEIアクセラレーションカード(Mustang-V100-MX8もしくはMustang-V100-MX4)などのアドオンに対応するPCIe x4信号により、AI推論システムの迅速な導入を実現します。また、カメラに接続しての画像認識も可能となります。さらに、さまざまなトレーニングモデルにより、物体の状態や外観をシミュレーションし、推測することで、機械学習を可能にします。
DRPC-230ULT5
Intel® Core™ CPU搭載ファンレスDINレール型ボックスPC
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eBox560-52R-FLはAMRに最適な高性能エッジAIコンピュータ
自律走行型搬送ロボット(AMR)の需要は、製造自動化やeコマースでの使用の増加、労働力不足拡大のため急速に増加しています。AGVに取って代わるとされるAMRにとって、リアルタイムのデータ収集や予測/反応機能は極めて重要で、連続動作を瞬時に処理し、実行する高性能エッジAIコンピュータが求められます。また、カメラやセンサ、制御盤、その他の端末デバイスと接続するため、多数のI/Oインターフェースが必要となります。
Axiomtekの超小型制御システムeBOX560-52R-FLは、AMRの制御の中核に適したコンパクトながらパワフルなシステムです。Intel®のWhisky Lake ULTプロセッサを搭載し、複数のデータ入力/出力を処理する際にも高性能を実現します。様々なセンサやデバイスに接続できるよう、デュアルGbEポートと4つのUSBポート、Wi-Fi経由で制御室やその他のエッジコンピュータに送られる大量のデータを保存する2.5インチのハードドライブベイを備えています。さらに、カスタマイズされたBIOSと精巧なハードウェア仕様により、Industry 4.0に適した自律走行搬送ロボットの開発が可能となります。
eBOX560-52R-FL
Intel® Core™ i5-8365UE/Celeron® 4305UEプロセッサ搭載 ファンレス組込み BOX PC eBOX560-52R-FL詳しく見る データシートをダウンロードする |