2021 .7.2

建機は「リダンタンシ―」がキーワード!冗長構成のセンサで安全を

リアルな展示会ならではの迫力!幕張に建機とDX技術が大集合

こんにちは。ケーメックスONEでは5月に建設・測量生産性向上展「CSPI-EXPO2021」(Construction & Survey Productivity improvement EXPO)に出展しました!今回はその模様をレポートしたいと思います【★写真1】。

 

【★写真1】5月12日から3日間、幕張メッセで開催された建設・測量生産性向上展「CSPI-EXPO2021」(Construction & Survey Productivity improvement EXPO)。

 

5月12日から3日間、幕張メッセで開催された本イベントは、建設機械や測量機器の企業が一堂に集結し、次世代の先端技術や製品・サービスを紹介していました。来場者、出展者ともに新型コロナウイルスへの対策を万全に行った中開かれたイベントは、大変活況を呈し、弊社ブースへも多くの方にお越しいただきました【★写真2】【★写真3】。

 

【★写真2】新型コロナウイルス対策がしっかりと取られたなか展示会は開催。各社のブースは活況を呈していた。

 

【★写真3】弊社ブースの模様。今回の展示内容は、建機DXをサポートする要素技術としてPOSITALの傾斜センサやエンコーダなどの製品が中心だ。そのほかHBCradiomatic社の製品も。

 

当日の様子はこちらのページから動画でご覧いただけます。ぜひこちらもどうぞ。

 

振動・衝撃補償機能付き! 建機にはヘビーデューティ2軸傾斜センサ

さて今回の展示は、建機のような過酷な環境でも利用できるPOSITALのセンサを中心に行いました。いくつか新製品も登場しました。
まずヘビーデューティ仕様の2軸傾斜センサです。これは以前のコラムでも何度か説明したことがありますが、振動・衝撃補償機能付きの傾斜センサです。保護等級はIP69K、インターフェイスはCANopen、J1939に対応しています。

 

このセンサは、建機のパワーショベルなどにあとからポン付けできるので使い勝手が良い点がウリです【★写真4】。ただ建機自体は使用中に振動や衝撃を受けますから、やはりセンサの信号もぶれてしまうことがあります。そこで振動・衝撃補償機能により、正確な計測が行えるようにしているわけです。

 

【★写真4】ヘビーデューティ仕様の2軸傾斜センサ。建機に取り付けることを想定し、振動・衝撃補償機能が付いている。保護等級はIP69K。手軽にあと付けできる点が好評価のポイント。

 

今回はセンサを手で揺らしてみて、機能の有無で出力信号がどうなるのか、それぞれ比較しています【★動画1】。

 

【★動画1】振動・衝撃補償機能の有無で出力信号を比較。
機能がない場合は揺れの加速度の影響をもろに受けているが、機能付きでは外乱の影響はほとんど無視してよい程度だと分かる。

 

このデモ動画を見ると、明らかに機能付きのセンサは振動・衝撃の影響を受けていないことが分かりますね。

今後発売される傾斜センサでは、内部に同じ基板を2つ用意し、冗長構成にすることで、過酷な環境でセンサが壊れたとしても引き続き対応できる製品が登場するとのこと。こちらも期待したいですね。

 

POSITALの真打! 光学式/磁気式で冗長化されたアブソリュートエンコーダが発売

電源不要の「エナジーハーベスト技術」のエンコーダは、POSITALの代表的な製品です。そのなかで新製品として光学式と磁気式の両方を採用した冗長構成のアブソリュートエンコーダが発売されました。光学式と磁気式のうち、どちらかが壊れたとしても出力が確保されるので安心です【★写真5】。

 

【★写真5】光学式/磁気式を併用した冗長構成のアブソリュートエンコーダ。こういうユニークな製品は、これまでほとんどお目にかかったことがない。過酷な現場向けならではの配慮だ。

 

特に建機やロボットなどの場合は、ひとたび現場に導入されて稼働すると、なかなか部品の取り外しができません。過酷な現場ではメンテナンスも考慮に入れ、こういったリダンダントな対策品がオススメです。

 

基本スペックは、マルチターンで最大16ビット、インクリメンタルで最大14ビットの分解能で、CANopenなどの多種インターフェースに対応。保護等級はIP69Kで、動作温度も-40~+85℃とワイドです。

 

ほかにも建機に取り付けることを前提としたヘビーデューティ仕様のロ―タリーエンコーダや、最近話題のIO-LINK対応のエンコーダなども展示されていました。ヘビーデューティ仕様の製品は、材質にSUS316やアルミ筐体を選べて、インクリメンタルで最大16ビットの分解能があります【★写真6】。

 

【★写真6】ヘビーデューティ仕様のロ―タリーエンコーダ。耐衝撃/耐振動は、それぞれ最大300G/30Gで、耐軸荷重は最大300N。通信インターフェイスにSSI、J1939などを用意。

 

建機DXに欠かせない!カスタム仕様に対応するリモートコントローラ

もう1つ、今回の展示会では建機用リモートコントローラを多数展示しました【★写真7】。コロナ禍を契機に3密を回避するため、工事現場では非接触やリモート型の働き方の転換が求められています。ケーメックスONEは、コロナウイルスの終息後には安全・安心はもちろんのこと、業務効率や働き方改革に向けた建機DXがより進むと考えています。

そこで建機の無人化を支援するドイツ・HBCradiomatic社の高性能リモートコントローラをご提案しています。送受信は2.4GHzのWi-Fiです。ジョイスティックやボタンだけのシンプルな仕様から、液晶モニターを装備したハイエンドな仕様まで、サンプル1個からパネル設計をフルカスタムで対応します。

 

【★写真7】ドイツ・HBCradiomatic社の高性能リモートコントローラ。フルカスタム対応で操作パネルを設計してくれる。ボタンだけの簡単な仕様から液晶パネル付の仕様まで対応。

 

リモートコントローラの利用シーンでレポートを締めくくりたいと思います。こちらは放水車に取り付けたカメラの映像をコントローラ側からモニタリングできるようにカスタム化したものです【★写真8】。

もし展示された製品について、ご興味のある方は、ぜひ弊社担当までご一報いただければ幸いです。

 

【★写真8】手元のリモートコントローラで放水車からの映像を見ながら操作が可能。工場内での運搬作業や、倉庫からの荷出しなど、さまざまなシーンで利用できる。

 

 

コラムで取り上げた製品についてはこちら

製品 POSITAL FRABA
TILTIX 動的傾斜センサAKSシリーズ
POSITAL FRABA
バッテリーレス アブソリュート
ロータリーエンコーダ
TFTディスプレイ搭載
トランスミッター
HBC technos A