2022 .7.14
小売りおよびホスピタリティ向けにカスタマイズされたAxiomtekのセルフサービスキオスク
セルフサービスキオスクを柔軟にカスタマイズ
映画館でのチケット購入、ショッピングでお目当ての品を検索、または空港でのチェックインなど、日常のあらゆるシーンでセルフサービスキオスクを使用する機会がますます増えています。セルフサービスキオスクの登場により、待ち時間が短縮され、売上が増加するようになりました。消費者も事業主も、セルフサービスキオスクの使用に前向きであることから、事業に不可欠なものとなりつつあります。2017年のビジネスインサイダーに掲載されたレポートによると、マクドナルドはセルフサービスの注文システムを導入したことで、売上が6%アップしたといいます。このデータは、セルフサービスキオスクの市場と需要が拡大していることを示しています。統計市場調査プラットフォームのスタティスタによると、2027年までに214億2000万台のセルフサービスキオスクが設置されると予想されています。
キオスクはその大半がカスタマイズされており、形状、大きさ、価格、機能、保全性は様々です。産業用コンピュータの世界的リーディングカンパニーであるAxiomtekは、美観と実用性を併せ持つ様々なキオスクをカスタマイズおよび作成し、お客様のニーズに応え、また適正な企業イメージを表現します。カスタマイズに関して、Axiomtekはお客様の立場に立ち、アプリケーションを理解、問題点を特定、キオスクを考案、プロトタイプを作成、テストを行う、というプロセスにこだわっています。
公共サービス:土地謄本の発行用セルフサービスキオスク
台湾の市役所にある土地管理局は、土地謄本の印刷に加え、ユーザーが発行手数料を電子マネーで支払えるようにするセルフキオスクのカスタマイズをAxiomtekに依頼しました。管理局は、キオスクの導入によって市役所職員の負担を減らし、サービス効率の向上を目指していました。
キオスク内部にA4プリンタを設置する必要性に加え、市役所館内のスペース確保、また市民に対して高い信頼性とプロフェッショナルなイメージを与えたいという要望を考慮し、Axiomtek はお客様の希望を反映した四角いボックス入りの左右対称デザインを考案しました。
こうして、土地管理局用に「SSK521」キオスクをカスタマイズしました。Axiomtekは、人間工学に基づくユーザーフレンドリーなデザインを重視し、70°の視野角を備えたユーザーにとって見やすく使いやすい21.5インチの投影型静電容量方式タッチパネルを採用しました。キオスクは、約145 cm ~ 180 cmの平均的な身長のユーザーにとって使い勝手の良い高さに設計されています。さらに、前面に開き戸を設けてメンテナンスを容易にし、また紙詰まりが起こった場合に、スタッフがA4プリンタを取り出し易いよう、専用のトレーが設置されています。「SSK521」は、Intel® CoreTM i3-7101TEプロセッサを内蔵し、USBポートを介してサーマルプリンタやA4プリンタ、クレジットカードリーダー、ICカードリーダー、バーコードリーダーなど様々な周辺機器に接続可能です。
コーヒーチェーン: AIビジョンで製品を識別するセルフレジ
Axiomtekは、一部の店舗で様々な種類のパンを販売する国際的なコーヒーチェーン向けに、モジュラーキオスクをデザインしています。ここでは、お客様がパンの種類を間違えないよう、タッチスクリーンでパンの種類を入力する方法ではなく、AIビジョンを採用しました。パンがトレーに乗せられるとアルゴリズムが発動し、すぐに品名と価格がスクリーンに映し出されます。お客様は交通IC カードやクレジットカードで支払うことができます。
同キオスクは、27インチFHDタッチスクリーンおよび5M AIカメラを搭載しています。カード決済端末やサーマルプリンタなどを接続し、機能を拡張することができます。 ドリンクのみを販売する店舗には、軽量のSSK515を推奨しています。SSK515は場所を取らないため、来店客用により多くのスペースを確保し、収益の増加に寄与します。注文もタッチスクリーンに触れるだけです。SSK515のデザインでは美観を重視しており、その左右対称のデザインは、来店客に鮮やかな印象を与えます。
SSK515は、Intel® CoreTM i5プロセッサまたはIntel® Celeron®プロセッサを搭載するIntel®スマートディスプレイモジュール(SDM500-L)を採用しており、メンテナンスも簡単です。上面に設置されたLEDライトは256色に対応し、キオスクの状態をカラーで表示します。重量14.5 kg、厚さを90 mm以下におさえることで、壁掛け、フロアスタンド、天板スタンドなどにも対応する多目的に使用できるキオスクです。
Eコマース: 荷物の集荷および受け取り無人サービス
アジアにおいて、消費者はショッピングの際にEコマースを選択し、商品の配送先を自宅以外を指定する場合が多いことから、あるEコマースプラットフォームは、買い手(消費者)と売り手(販売業者)のために自社の集荷および受け取りスポットを増やしています。さらに、効率性を向上させるためにセルフサービスキオスクの導入を計画しています。
人口の多い都市部では、家賃が高い上に確保できるスペースも限られるため、そのEコマースプラットフォームはキオスクをテーブルの上で使用し、面積当たりの売上を最大化するために、できるだけ小型のキオスクを必要としています。
そこで、Axiomtek は、サイズが387 mm (幅) × 400 mm (奥行) × 578 mm (高さ)の小型フルカスタマイズセルフサービスキオスクを提案します。このキオスクは、Intel® Celeron® 6305Eプロセッサを搭載し、15.6インチのPCAPタッチパネルを備えています。タッチパネルの下にはサーマルプリンタが設置されており、販売業者が梱包した商品に貼る配送伝票が印刷できます。また、ユーザーが自分宛の荷物を確認する際に電話番号を入力するための、角度調節可能なキーボード (数字のみ)も用意されています。これは、タッチスクリーンよりもキーボードの方が入力が早いという考えに基づいています。買い手が荷物を受け取る際は、荷物のバーコードをBluetoothスキャナで読み込みます。Axiomtekは、作業範囲を広げるためにワイヤレススキャナの使用を推奨しています。徹底的にこだわったデザインにより、数種の周辺機器を統合することで強力なソリューションを確立しています。
産業用コンピュータのリーディングカンパニーであり信頼できるパートナーであるAxiomtek は、ユーザーの視点に立ったデザイン思考で上記の各ケースの開発に取り組み、最高のシステムを製造する能力を駆使し、お客様が事業目標を達成し、収益を最大化するためのサポートに務めています。